犬の群れが向かう先には

Palmaでは、犬たちが一時的に“共同生活”を送ります。

就寝時以外完全ケージレス、
お散歩も全員一緒に歩きます。

群れのメンバーも、常連から県外組まで毎日入れ替わります。

犬種も大きさも様々です。

そんな中で、毎日犬の群れをマネジメントしている中で、私が気づいたことがあります。

犬達は、そのコミュニケーションの中で、

“犬の群れは個々のメンバー同士が協力しあって「調和」に向かう”

のです。

犬達にとって最も大切なことは、「群れの調和」であり、そのために犬達は助け合っています。

群れの調和の中で、皆がリラックスして過ごすことが何よりも重んじられているのです。

その時足りない群れの機能を補うことで調和に向かう手助けをすることが群れの中での私の役割であり、これを“パックマネジメント”と私は呼んでいます。

人と暮らす犬達は、人も含めた群れの調和を得ようとしているのですが、それを人間が理解しないことが続くことが「問題行動」と呼ばれるものへと発展します。

なので、「問題行動」は、調和が得られないことへの実力行使、非常に強い群れ(家族)の調和への訴えなのです。

さらに、この実力行使もかなわないということが続くとどうなるでしょうか?

犬の心が壊れてしまいます。

支配より調和

これが、犬達の群れの有り様。

さらには、犬と人間とが協力しあって築きあげてゆく「家族」の有り様なのだと、

今私は考えています。

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