足音 | OXALIS&Dogs#**新潟市 犬のデイケア&ケージレス ペットホテル,ドッグトレーニングPalma**

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OXALIS&Dogs♯ **新潟市のドッグトレーナー櫻井 敬典のブログ**
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・ドッグトレーニングの店舗Palma(パルマ)店主のブログ。
ドッグトレーニングやPalmaの日常、看板犬ぷりんとのお散歩などについて綴っています。

◆本文

ぷりんと、のんびりお散歩を楽しんでいたら、雉♂同士の縄張り争いに遭遇しました。


・ドツキ合い(笑)

・右の雉くんが優勢

・背中を見せた左の雉くんの負け

負「今日のところは、このぐらいにしといたるわっ!!」

勝「おととい来やがれっ!!」


雉を見つけると、私とぷりんは基本「忍び寄り」ます(笑)。

これは、私とぷりんの遊びで、いつもは忍び寄ってから突然動いて雉を飛び立たせるのです。


今日は、ちょっと面白いシーンだったので写真を撮る(スマホですが・・・)ために、


 ・姿勢を低くして

 ・息をひそめて

 ・忍び足で


忍び寄りました。


気分はハンターです(「とる」のは写真だけですよ)。


こんな時、ぷりんも私に同調してソロリソロリと忍び寄ります。


息をひそめているので、言葉を発したりはしないのですが、

ぷりんは私に付き合ってくれます。


そうして一緒に忍びよりながら、ふと「なんとも言えない感慨」に私は浸ってしまいました。


遠い昔に、出会ったばかりの「狼・犬共通の祖先」と人間は、こうやって獲物に忍び寄っていたのではないか・・・。


狼・犬共通の祖先??


私は、狼と犬は「人間の介入」により共通の祖先から狼と犬に分化したと考えています。


簡単に述べると、

 ・人を避けたグループが狼

 ・人に近づいたグループが犬



さらには、犬の人との出会いは農耕が発達するずっと以前だと考えています。

ともにハンターであった時代であったと・・・。

もしからしたら、我々「新人類(クロマニヨン人)」ではなく、「旧人類(ネアンデルタール人)だったのかもしれません。それを我々が引き継いだのかも・・・。



そんな「妄想」はさておき、

その感慨に浸っている最中に突然、「重要なことを見落としていた」ことに気がつきました。


 ・姿勢を低くして → ボディランゲージ

 ・息をひそめて  → 呼吸

 ・忍び足で → 足音ひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球



早速、試してみました。



◇実験その1

・足音を立てながら、先行するぷりんの後ろを歩く。

・次に同じペースで歩きながら足音を出来るだけ消す。


ぷりんは、止まって振り向きました。



何度か試してみましたが、同様の反応です。



◇実験その2

・10mリード離れて(10mリードを付けています)匂い嗅ぎをしているぷりん。

・歩きはじめの足音を少し大げさにしてみました。


ぷりんは、直ぐに走ってきました。


これも、何度か試してみましたが、同様の反応です。



どうやら、かなり足音を意識しているようなのです。私との距離や動きを常に意識しているようです。


こうやって色々試しつつ歩いていると、以下の様な考えが頭を過りました。



最も肝心なのは、10mリードを使用していることにより、それぞれの動作の自由度が大きいからなのでは?

         ↓

 ・犬の自然な動きが阻害されない

 ・人間の自然な動きが阻害されない




特に、後者「人間の自然な動きが短いリードによって阻害されている」ことは、犬と人間のコミュニケーション上、見落とされがちなことなのではないだろうか??


「ハンドラーの緊張がリードから伝わる」と良く言われますが、


それだけでは無く、


短いリードにより「人間の自然なボディランゲージ(体の動き)」も阻害されているのではないか??


短いリードが「犬の自然なボディランゲージ」を阻害して犬同士のコミュニケーションを阻害しているということは度々言われていますが、人と犬の間のコミュニケーションを阻害している可能性ということには、今まで考えが至りませんでした。




ちょっとそこの所を意識しながら、


 ・リードでコントロールしない

 ・コマンド不使用(ただし、吠え声の替わりに名前は呼びます(笑))

 ・ハンドシグナル不使用


という、「ボディランゲージのみ」のコミュニケーションによるお散歩を久々にやってみました。



主に使用するボディランゲージは

 ・頭の向き

 ・体の向き

 ・重心の向き


これだけです。


それぞれを組み合わせた動きが肝心です。

これに、呼吸、そして新たなツール「足音」を組み合わせます。


ちなみに「足音」は、

 ・歩幅

 ・リズム

 ・強さ

等から成り立ちます。





「リードストレスは犬だけにでは無く人間にもある」



これが、私の結論です。



即ち、「短いリードにより拘束されているのは犬と人間双方である」ということです。



このテーマ、しばらく研究してみたいと思います。





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