2013年にITに関わる中小企業に転職しあれから10年。
思い起こせば一つの会社10年連続で務めるというはじめての出来事を体験。
最初の1~2年は、まったく価値観が違う立場上の上司とぶつかり合いながらも
何とか過ごしつつ、周囲の方々を巻き込みながら未来構想。
3年目になると事業承継による社長交代。
前社長にはかわいがってもらい、週に2~3回は近くのそば屋(閉店した)で
「お前はこんないい会社に入って幸せだろ。だから社長の下で頑張れ!」と
遺言のような言葉を毎回もらう。
中小企業という分類で働くことは、外圧が無い分、社内だけに目を向けてい
て、売上がそこそこあり、社員に給与が出せさえすれば、急成長しなくても
変革しなくても、法律を犯さなければ非常に楽な組織だなと感じる。
楽であったからこそ10年という年月を過ごせたのかもしれない。
この10年楽して、いろいろな経験を積むことはできたのだが、成長実感が
なく、ただ目の前の問題や課題を解決することで評価され、給与が支払われ
てきた。年数もそこそこいたせいか給与もそれなりになった。
そして1年前ではあるが、この”楽”からの脱却を決意。
会社が大きくならない分、中堅(30~40歳台)のキャリアがどん詰まり
↓
中堅どころが、成長せずまま漫然と在籍し続ける、または転職を決意。
↓
こういう組織の閉塞感、中堅社員への刺激(目攻めさせる)を打破する
ために、自ら役職を降りること、そして1年間の経過観測を行ったのちに
退職
という新たなチャレンジを行う。
結果、1年間が間もなくやってくるが、見えてきたものは、40代になる
まで、組織で役付きになっていないのは、この組織だからではなく、ど
こにいても役職に就けなかった/就きたくなかったという過去の実績に
基づくものであるということ。
※役職に就く就かないは、結果だけであって役職が重要ではない。
その会社によって役職の重みもマチマチなので一概に評価ができないため。
それを批判や否定するという感覚は特に持ち合わせはしないが、引継ぎ
をした人たちから一切の質問や相談がない。これは見えている範囲が狭い
のか、それとも自信なのか、それとも引き継ぐ側の能力が低いからなのか。
どれも正解であり、真実ではあるのだが、組織の長を任されるということ
は、オペレーション管理ではないと考えている。そのための先手が必要で
メンバーや部下から言われてから動く、考える、感じるでは、メンバーや
部下たちはその組織に所属する意味がなくなってしまう。よって退職者が
続出し始めている。
自分自身を正当化することではないが、見守るだけで、今から口をはさむ
だけの気力は既に持ち合わせていない。
そう考えてみると、今回の決断は正解であり、もう一度自らを奮い立だし
てくれる仕事に就こうというのが、昨年度の決断の本質なのだと感じる。
”楽”とは悪/罪なことであるという実感をもちつつ、次なる道へ突き進む。
人生100年時代と謂れ、齢を重ね続け52年。人生の折り返しを過ぎたこ
の時期に方向転換できたことを幸せに思う。
その先に待ち構えているのが、棘の道なのかどうかは自分の考え次第。
ただ一つ言えることは、楽しては残りの少ない人生で苦労をすることは
間違いないということ。
さぁ、目覚めの時が来た。あとは前に突き進み、どんな苦労や困難が
あろうとも、それを乗り越えたときの感動・喜びを想像し、頑張っていく
誓いに、久々のブログでした。
