わたしは
メガネをかけている

メガネを外して
世界を見る

遠くのものも
近くのものも

ぼんやりとして
よく見えない

でもそれが
わたし本来の
世界なのだろう

私の世界は
小さな小さな箱庭

そんな箱庭の中で
泣き
笑い
怒り
落ち込み
安らいでいる

わたしは
メガネをかけている

そうしていつもは
他人と共通の
世の常識の世界を
見ているから

ときには
メガネを外して
箱庭の中に
還るのである