西浦温泉観光センター トイレ | 尾張便所見聞録

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 皆さんごきげんよう、尾張便所見聞録です。今回取り上げていくのは西浦温泉観光センターです。まず西浦温泉って何?って話から。私もあんまり詳しくないのですが簡単にご紹介します。以下に西浦温泉の場所を示します。

 西浦温泉は西浦半島の先端に位置しているため、どこを見ても海がよく見えます。あいにくここはトイレブログですからそういった絶景の写真は掲載しませんが、インターネットで検索すればすばらしい写真がたくさん出てくるはずです。近くには西浦温泉パームビーチという海水浴場があり、夏には海水浴が楽しめます。私も海に軽く入りました。適温で気持ちがいいです。泳いでいるとなにかやわらかいものが手に当たる感触がします。ふと目をやるとそこには大量のクラゲが。あの、まだお盆じゃないんですけど…。

 さて、本題に戻りましょう。この西浦温泉、結構落差がある所に位置していまして、そこら中に坂があります。全て坂といっても過言ではないくらいです。そんなわけでこの観光センターも二段になっています。こんな感じです。

 トイレや休憩室は下側の建物にあります。さっそく行ってみましょう。

 こちらが下側の建物です。建物の前はバスの停留所になっています。名鉄の駅からここまで路線が伸びているようです。

 送迎まであります。荷物をしょって坂を歩くのは大変ですからね。それにしてもこの建物、私の好みの詰め合わせみたいな建物です。

 中に入るとこんな看板が壁に掛かっていました。かなり古いもののようです。今とは駅の名前が違っていたり、もう廃線になった路線が掲載されていたりします。鉄道マニア必見です。

 んじゃあ行きますかー!

 この四角い感じ、たまらないですね。

 まずこちらが小便器です。INAXのストール小便器(トラップ着脱式)U-331Mが3台設置されています。INAX特有の絶妙な曲線デザインが重厚感を醸し出しています。一番手前の便器には手すりの設置があります。

 フラッシュバルブは妙な形をしています。これはINAXがかつて製造していたもので、同社カタログの「流せるもんUが設置できないフラッシュバルブ一覧」みたいなコーナーに未だ掲載されている伝説のフラッシュバルブです。掲載理由はもちろんその形状です。操作性は悪くないのですが、流石に形状が変化球すぎました。INAXは形状のせいで後までカタログに残る商品が多いイメージです。カスカディーナとか。

 続いて大便器を見ていきましょう。普通の便房は一室しかありません。和式です。こちらはINAXの和風専用便器のC-852Bです。TOTOの同等品に比べると随分と丸みを帯びたデザインです。かつてはTOTOも丸みを帯びたデザインでした。トイレットペーパーは定期的に補充されているようです。まあここは有人なので(24時間ではないが)無かったら従業員の方に補充するようお願いしましょう。

 続いて多目的便房を見ていきましょう。男女トイレの中に一つずつあります。大便器はINAXの車椅子用便器のC-5Kです。壁の押しボタンか床の足踏みボタンのいずれかで洗浄を行うことができます。替えのペーパーも用意されています。どこにあるか探してみてください。

 こちらがペーパーホルダーです。丈夫そう。

 足踏みボタンはこちらです。結構小さめ?

 便房内にはベビーシートもあります。これが出てくるとなんだか嬉しいです。

 続いて洗面器を見てみましょう。車椅子仕様のものと普通の仕様のものがあります。

 まず車椅子用から。INAXの車いす対応洗面器L-365が使用されています。石鹸の設置があります。蛇口は手動です。肘で動かせるタイプの蛇口です。

 続いてこちら。どうせTOTOでしょうと裏を覗いてみたら…

 なんと!Toyotokiマークでした!人生初!…因みに品番は知りません。

 

(2024/08/05 調査)