昨晩は寝られませんでしたショボーン



昨日、母から連絡がありました。



父はあと1週間ぐらいだということです…



KAIを走る前と後で

実家に行っていました。



その時の父の様子で

そんなに長くないとは覚悟していましたが…



4月半ばの腹水がたまるまでは

本当に末期癌とは思えないぐらい

元気だったんですけどね…



腹水を抜いた翌日に実家へ行ったのですが

父に「具合はどう?」と聞いたら


「最近ビールを飲んでないから

具合がよくないわー(笑)」って


言っていました。



じつは…

腹水がたまる前までビールを飲んで

いたんですよ驚き


私が「やめてよー!」と言っても


「先生が少しのアルコールはいいって

言ってたよ〜」と本当か嘘かわからないけど

何度もそう言って飲んでいました。



母も、もしかしたら先生も、

長くはないことをわかってそう言って

飲んでもとめなかったのかもしれません。



腹水が溜まったときにはさすがに

お腹が苦しくて飲む気もしなかった

らしいですが



腹水を抜いたら少し楽になったのか

ビール缶にストローをさして

少しですが飲んでいましたよ泣き笑い



飲めるようになったから

体調がよくなってる!

なんて言っていました。



そして、ビールを飲むことに

反対していた私ですが



父のそんな姿を見て

まだ元気だ

とちょっと嬉しくなったのも事実です…



動けなくなって

楽しみも少なくなったでしょうから

好きなビールは最後まで飲みたかったの

でしょうね。



父が余命宣告を受けたとき

父より母の方がショックを受けて動揺し

精神的に不安定な日が続きました。



余命宣告をされたときの先生に

「最後には必ず苦しむ時がきます」と

言われたときには

本当に落ち込んで不安になって…



ただ、日々の父の前向きさと元気な姿に

家族全員が助けられて母も立ち直って

きました。



そしていよいよ動けなくなり

月一回の健診に通えなくなり

訪問看護の先生に来てもらうことになり、



この先生が本当〜に優しいし頼もしくて

両親とも喜んでいました。



なにかあったら24時間いつでも飛んでくるし

癌は最後には苦しむって言うけど

僕がそんなことはさせません



と言ってくれたようで、



実際にどうなるかはわからなくても

この言葉で母は心底ホッとできたようです。



母は何度も

安心したわ〜!この先生でよかった!

と言っていました。

安心して最期を迎える覚悟ができたようです。



先生によって、言ってくれる言葉が違うと

こんなにも気持ちの持ちようも

変わるのですね。



最後までずっと不安を抱えたまま過ごすのと

安心して過ごすとのでは全く違いますからね。



母は、とにかく最後に苦しむ姿を見たくない

と言っていたので

安心して最期を看取る心構えが

できたのだと思います。



まだこれからのことは分かりませんが

父は咳き込むとか体のどこかが痛いとかは

今のところ全くないんですよね。



肺がんの末期の方のブログを

ついつい読んでしまいますが



末期になると大体脳やら骨に転移している

方も多く、咳はとまらず転移した骨に響いて

痛くて寝られない…とよく見ます。



人によって違うのだと思いますが

父には全く痛みはないようなので

それは家族にとってはありがたいです。



これも人によって違うと思いますが

父の場合は抗がん剤の治療など全く受けず

家で母と一緒に自由に過ごすことが

できてよかったと思っています。



癌がわかったときに

すでに激痩せしていた父には

抗がん剤治療を受けていたら

さらに食べられず弱ってしまい

もうすでにいなかった気がします。



少し前まで食べられたときには

いくらやローストビーフを食べたいと言って

食べたり、鮑も自分で注文しているらしいです。



まだ届いていないと思うので

食べられないままになると思いますが悲しい



明日からまた実家へ行ってきます。

ただ、父と顔を合わせる自信がありません

大泣きしそうですえーん



急に私が泣き出すと

父が、もう危ないのか!?と

勘づきそうで怖いです。



もうしばらくの間

全く食べることができていないので

自分でも覚悟をしているのかも

しれませんが…



最後まで不安な気持ちには

させたくありません。



元気な私のままで父に会いたい…