澄んだ空気
そのまた先に
宝石よりも輝く
星という石が在る
その輝きは
遥か昔の
そのまた昔のモノらしい
太古の鼓動
太古の歌声
揺れ動く炎は
古きといわず
今を照らす
あぁ…
何という事だろう
私の手は
ゆっくりと伸びていく
届きもしないその空へ
しらずの草の
花のように
その手の平を開きながら
その煌めきを
欲しい
欲しいと
伸びていった
だが
その姿は
美しいとは言えない
鏤められた
藍色の世界で
ぽっかりと開いた穴の
暗闇のように
まっくろな
まっくろな
寂しいくらい真っ黒な花
人という
欲望に染まった
ちっぽけな花の姿だった
by梟霊