笑うことの
難しさを知った
友の死を前に
私の頬は引きつり
笑顔を忘れてしまった
思い出に浸かりながら
哀しみに浸りながら
苦しみに流され
最後の声に涙する
扉の向こうは満月で
どこかで賑やかな音が溢れ
楽しそう…
それを
死ねばいいのにと呪った
灰と骨
小さな壺に
落ちていく
掠める香りは秋より乾き
夏の雨より大粒の涙が
私のしわくちゃな顔に広がって
耐えきれない心が
徐ろに暗がりを求める
そこには星が散らばって
何度も、何度も
手を伸ばしてみるが
あるのは
空振る指先のみ
戻れることなら
戻れることならと
後悔ばかりが尾を引いて
キラキラと思い出を溶かしながら
闇夜に流れていった
ただ・・・
私は
星にも
闇にも
成れぬまま
クラゲよりもへたくそに
この世を
漂っている
by梟霊