君のしていることを
見ていた
僕のしていることを
見ていた
広がっていく
君の理性
僕から失われていく
理性
小さな水たまりの中で
朱く
朱く
混ざり合って
僕を見上げていた
漠然と考える
朱い罪の中で
漠然と見下ろして
漠然と見通した
誰かが
誰かを貶める
誰かを騙し
誰かを利用する
まだそれは
原因が存在するだけ
やさしい
でも
それが無かったら?
止めようがなく
防ぎようが無かったら?
そんな悪が在ったらどうする?
そこに居るだけで
そこで見ただけで
聞いただけで
触れただけで
誰でもない
誰かが
不幸になる
死に至る
原因すら判らず
原因すら解からず
闇雲に駆けまわり
苦しみ転げまわる
どうして?
なんで?
そんな感情に溺れながら
引きずり込む
無差別の感情
それを
誰かが愛と言い放った
無邪気に笑いながら奪い
嬉しそうに微笑みながら壊し
闇雲に駆けては陥れ
その穢れに狂う
それを
愛
と言ったのだ
愛・・・なのか・・・?
最後まで残っていた
僕という名の欠片は
その愛を
狂っていると
理解した・・・
by梟霊