ねじれ | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

 

 

私は

人としてどうだろうか

 

私は

人としてどうだろうか

 

誰かの不幸で笑い

誰かの死を喜ぶ

誰かの幸せを呪い

誰かの誕生を

憎む・・・

 

 

生まれて

空を眺めた

きっとその頃は

まだ、純粋なんだ

 

少し大きくなって

母の背の温もりを感じながら

自転車の背から流れる向こう山

初めて自我を持ったころ

そこも

まだ

人なんだ

 

ランドセルを背負い

同じことを熟す

毎日

子供ながらに

ノルマを億劫に感じ

自由に憧れた

生意気に・・・

そこも・・・

まだ・・・人のはずだ

 

でも

中学のころ

気が付けば

死のチケットを探し

彷徨っていたな

 

高校のころ

自殺者の橋を眺めた

 

大人になっても

心に響く死の声は絶えず

周囲を

暗がりから見上げる日々を送る

あの日

あの時

心が躍動した

暗闇に沈む街

混乱を極める道

ひそひそと風に乗る不安と絶望

ただ独り

ワクワクと心躍らせ

気が狂いそうな喜びに包まれた

楽しいと

感じた瞬間だった・・・

 

私が

ノートに

死にたいと綴り続けたら

いったい何冊の山ができただろう

宗教に狂う母

自分の理想に沈む父

その互いの罵声の中に汚れ

喪服だけが

私の正装となった

オセロのように増えていく空き家

騒がしくなる村中を去っていく救急車

ちみちみと

減るんじゃない

一気に消え去っていく様を

心に刻んだ

あぁ・・・

どうして、あの中に

私は、居ないのか!!!

 

躍動の後の虚しさ

言葉にならなかった・・・

 

厄災が食い散らかしてから

数年後

独り、一つの街を

訪れた

夥しいハエと

何かが腐る臭い

壊れたがれきの山

そこは・・・

日本のはずだった

理想と何かが

崩れていく

願望としての死は終わり

本当の死が

心を満たしていった

握りしめたチケットを見返して

死とは

どういうものかを

改めて探すことにした

希望は失われ

私は、何を背負わされたのだろう

無とは

なんだのだろうか・・・

 

 

私は

人としてどうだろうか

私は

人としてどうだろうか

人として

なぜ

生きてしまったのだろう

人として

なぜ

死ななければならないのだろう

なぜ

世界はこうも虚しく

つまらなくなるのだろう

いくら笑おうと

いくら幸せであろうと

居なくなってしまえば!!!

意味なんて・・・ないじゃないか・・・

 

 

それから、それから・・・

 

 

私は

ありがとうと

心の中に刻む

出会った人も

出会う人も

居ない人も

居る人も

存在しないものも

全てに

ありがとうという

無差別に無意味に

その感謝を

送ろう

なぜなら、終わりということを

教えてくれたから

なぜなら、人として、考えることの

愚かさを

教えてくれたから・・・

 

 

 

by梟霊