雨のように降り注いだ声は
今は無く
湧き出でたる泉の元なるような思いは
今は止まったまま
廃れ行く
刻むための両の腕は
石のように固まり
白紙の部屋には
何もない
詩は
どこへ
詩は
どこへ
私を冷ます
詩は
どこへといった
怠惰と憤怒と嫉妬に
苛まれる日々
空白と戦い
虚しさと問答し
生きることと
死ぬことの狭間で
何を見出して
何を捨て去ればよいのか
空っぽの心に
映し出される夢と
現実
いつの間にか
その境界が曖昧になってきている
夢でも見ているように
現実を過ごし
現実のように
夢を見る
思い出の地を巡り
何かに手を引かれるかのように
幼いころに
世話になった人に
訪れた場所を
休みとあらば
廻りだす
ただ、求めて・・・
あぁ、渦だ
この世は、渦だ
混沌として
美しい渦だ
もどかしいまでに言葉足らずで
悩ましいまでに見つからない
ごちゃまぜになった
私の心もまた
渦
となったのだ
はぁ・・・
気に入らないと
くしゃくしゃに丸められる紙
になれたなら
楽で
あっただろうな
by梟霊