暗闇で見開く目は
常に
生きていることを
私に告げた
暗闇で見つめた天井は
常に
生きたいと願っていることを
私に諭す
暗闇で聞こえる
小さなアクアリュウムの泡(あぶく)の音は
常に
安住を求めていることを
私に語った
暗闇で感じる温もりは
常に
明日への夢を見ていると
私に言った
だが・・・
例え体が生きたくとも
私の心は上の空
薬を使わねば
眠れない
薬にすがらなければ
安堵しない
ただの眠剤
ただ一粒に
寄りかかって
今日のように飲み忘れた日を
恐れるのだ
あぁ・・・
どこを目指せば
往けるのか
私の想う静けさよ
あぁ・・・
いつになれば終わるのか
荒れ狂う
私を焚付ける無意味な感情よ
ぽつんと
昨日に取り残されたまま
次へ
次へと
日は進む
私は
立ち止まったまま
常に考える
人は、生まれるべきではなかったと
そして
人として、生まれ出でるべきでは
なかった
と・・・
梟霊