真っ白な砂漠を
独り歩く
熱くもなく
寒くもない
蒼も
赤も
何もない
時々、風はあるけれど
心地よいかと問われれば
そうでもない
あぁ
どこまでも白く
どこまでも寂しい
世界なんだろう
真っ白な砂漠を
一人歩む
熱くもなく
寒くもない
緑も
黒も
なにもない
時々、風はあるけれど
虚しいだけで
ありがたくもなんともない
香りも無ければ
起伏もない
まっさらな地平線の上を
たった一匹で迷い込んだ蟻のように
点々と進む
ふらふらと
足跡を残しながら
意味すら生まれない
この世界を
ずっと
眺め
進み続ける
動けなくなる
その時まで…
by梟霊