閉じたその瞳の
そのまた奥で
私は
独り佇み
一人、想う
生きるとは何か
死ぬとは何か
感情という水の入った
盆を見つめ
それに映る私自身と
対峙する
何か言いたげな顔は
儚げで
力なく
諦めを滲ませていた
どこか疲れ
何かを悲しんでいるような
そんな風に見えた
以前ならば
それを壊して
それを無視して
進めたものだが
今は
そう
立ち止まり
考え込むことの方が多い
自問自答と言うが
結局は
独り言
何が正しく
何が間違いかまでは
進んだ先でなければ
判らない
今だからこそ解る
進むとは
なんと重いことだろう
生きるとは
なんと難しいことだろう
助け合うということ
信じ合うということは
なんと勇気のいることだろう
共に歩むという選択の
なんと窮屈なことだろう
死ぬということは
なんと自由なことだろう
選ぶとは
あぁ…
なんと覚悟がいることだろう
その瞳に
一閃の光が切り掛かり
私は
空を見上げた
そこに納得のいく答えはなく
あの雲の様に
変幻自在に変わっていく
何かだけが
胸の奥底を
もやりと擽っただけだった
by梟霊