吹き抜けるこの風に
命は
あるのだろうか…
ゆったりと流れる
あの雲に
意志は
あるのだろうか…
ひっそりと佇む
あの大岩に
感情は
あるのだろうか…
寂しく揺れる
あの灯火に
言葉は
あるのだろうか…
当たり前のように
そこに広がる大地に
伝うる術は
あるのだろうか…
もしも
言葉を解しないものたちが
僕らと
同じように
笑えたなら
解かり合えただろうか
もしも
言葉を介しないものたちが
僕らと
同じように
伝え合えたら
判り合えただろうか…
互に
譲り合い
語り合い
愛
と‥‥
呼べるモノを
語り合えただろうか…
僕は
崩れゆく星の唄を聞きながら
今を生きる
人の悲鳴は
溢れている
怒号も
奇声も
溢れている
勿論
そこに
優しさも
愛も
楽しさだって
溢れている
ただ、そこに在るベクトルは
僕らの為にあるもので
この星のためじゃない
だから
その唄は
もう終わろう
もう、終わりにしよう
静かに
眠りたい
と
寂しそうに言うのだ
by梟霊