私の声は届かない
苦しくても笑われ
休んでいれば怒られる
私の声は届かない
忙しいと言えば一掃され
意見を言えば生意気とあしらわれる
無駄に積み重なっていく責任
世間体は良い様に見せる
この小さな空間
あぁ、消滅してくれないだろうか
あぁ、死んでくれないだろうか
朧げになる意識
蛇行する車の中で
私の視界は
あの空の中にいる
あぁ・・・
楽になりたい
そう、口ずさんだ・・・
私の願いは届かない
ようやく終わっても
暇だと決めつけられて
仕事を与えられる
その横で
与えた本人は眠りこけている
あぁ、死ねばいいのに・・・
私の願いは届かない
幾ら、自腹を切って働いても
評価の一つもありはしない
会社のお荷物
いつでも辞めてもいいのだと
脅されることもある
こんな会社
消し飛べばいいのに・・・
世の中が如何に
白くなろうとしても
所詮
黒は黒のまま
私は時代遅れの鉢巻を頭に巻いて
この身体が使い物にならなくなるまで
走らされ
やがては
暗闇の中に突撃される
そこには
敵軍も
神風の奇跡もない
理不尽な大地が
広がっているばかりだ
あぁ・・・
私も
戦時の英霊のように
一つ
遺書でも
携えておくべきだろうか・・・・
by梟霊