白い花 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
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きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

 

 

すり抜けた運命の花弁は

空高く

どこまでも舞い上がる

好きだったという

過去形の恋が

石に刻まれた名前と共に

其処に在る

泣いてばかりの私に

笑顔をくれた

大好きな人は

最後は大粒の涙を溢して

何も言わずに旅立った

私は

彼を笑顔にすることが出来なかった

だって

生きたいって

繰り返す彼の声が

私から

言葉の全てを

想いの全てを

消し去ったのだから

今はただ・・・

後悔という椅子の上で

どこでもないどこか遠くを見つめながら

約束の日に

白い花を添える

何食わぬ顔で

私の襟元から差し込んだ

一番最初の花だ

其の花が、ハナミズキだと知ったのは

もう、歩けなくなった姿で

声も出せなくなったまま

寂しそうに笑ってくれた頃だった

その花言葉のように

私の想いは成らなかった

純粋なまま

この空のどこかに

溶けて

静かに、終わった・・・

 

 

 

 

 

by梟霊