もしも
人という存在が
人を創り上げる細胞と
同じなのだとしたら
人は
何を形作り
何を求めているのだろう
どこへ向かい
何を見ているのだろう
人が
死ぬ時
何億という細胞と共に
止まってしまうなら
その何かが力尽きた時
人は
生き延びることなく
一緒に
滅びるのだろう
あぁ
儚い
儚くて
尊い
きっと
私がこの一時が続けばいいと願うように
私の手や
髪の毛や
心臓の細胞たちも
夢の中で
もっと、もっと、と
何かに手を伸ばしているのだろう
ただ
それを
知ることなく
消えてしまうのだけれども・・・
by梟霊