私の鼓動を
聞いてください・・・
私では
動いているのか
ワ・カ・ラ・ナ・イ・ノ・デ・ス...
もしも
人の成すべきこと
人のなせること全てを
機械が
変わりに行っていたならば
人の愛する対象に
機械人形が居るだろうか
人の恋する矛先に
自動人形は居るだろうか
日長一日、何もせず
名前を呼ばれるか
ご飯を食べるだけの
生物になった人間は
子をなす意味を
持っているのだろうか
子を創る喜びを
理解できるだろうか
痛みすら知らずに
人工ふ化装置から
流れ落ちてくる同族に
愛おしいと
私の子だと
堂々と言うことが叶っているのだろうか
きっと
人が、便利さと娯楽を求めた先は
犬猫と変わらぬ
機械を飼い主とした
動物の世界となっているだろう
人工知能は
様々な機族を生み出し
人の柵(しがらみ)を
苦悩を取り去っていく
歩くことも
何れはなくなる世界が在るだろう
食べることも
何れはなくなる世界が来るだろう
繁栄の先に
人は
必要性を失い
機械の判断で
生産をやめてしまうだろう
そうすれば
苦しみも
哀しみもない
小さなUSBの中で
半永久的な
データとして存在する
仮想世界の住人として
生きて往くだろう
機械たちが
この星の資源を
食いつくすまで
触れる必要のない
粒子の身体で
生きていた頃の真似事をする
何かに
進化している
by梟霊