私の色を探して
白い紙をなぞる
あなたの色を探して
白い紙をなぞる
母も父も
兄弟たちも
親戚も知人も
探して
白い紙をなぞる
闇雲に
自由に
画いた紙には
混ざり合い
美しい場所もあれば
可笑しいくらい
酷く歪な色をしている場所もある
でも
それが
私の画く
誰かの色だった
そうだ
あの人はどんな色だろう
この人はどんな色だろう
あの家の
あの村の
あの町の
あの街の
あの都市の
あの国の
あの星の・・・
色はどんな色だろう
幾つもの色を重ね重ねて
どこまでも重ねて
重ねてみたら
どこに誰が居るのか
判らないくらい混じり合って
交じり合って
真っ暗になっちゃった
でも
最後まで残った
白紙の部分が
まるで星のように綺麗なのは判った
多分これが
私達の使う
希望というものなのだろう
混ざり合う世界は
混沌として
渦巻くけれど
それが
私の画く
人という色なんだと
知った
by梟霊