あさつき
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やませにゆれる
きり、もやのなか
たましずくをもちあげて
淡い紅の花
はじけるたびに
ゆれ
はじけるたびに
ゆれ
こどもらのまりあそびでも
みているかのように
ふしぎとほころぶ
ふりそでのすそを
ゆりうごかすように
あさぎりはさってゆく
背の竹籠は
ねまがりの青臭さで満ちているが
その上に
あさつきがあおあとと寝そべる
背はすうすうと
汗なのか露が付いたからなのか判らず
ひんやりとなにかが流れ続けるようなここち
草木を分ける音だけが響くこの空間に
ネギの微かな香りが
空の腹をくすぐっていた
朝焼けの向こうに
藍の空が寝そべっていた
白亜の夢のような月が
山影に半分だけ身を隠し
昇るさまをながめているのだろうか
帰路に就く
私を見てくれているのだろうか
鞠のような花をくるくるとまわしながらあるく
大の大人を
くすくすと
静かにわらっているのだろうか・・・
by梟霊