生みし母は涙する
きらきらと
きらきらと
涙して、母は抱く
父は、涙する
しとしとと
しとしとと
涙して、我が子の背を見つめる
零れゆく
星々の白線のごとく
人は涙を
地に降らせ
時を渡す
気が付けば
降り注ぐこの雨もまた
誰かの其れであれば
悲しくもあり
愛おしくもある
雫の舞なのだろう
娘は
しずしずと
なみだする
母と共に抱き寄せて
赤子の頬へ
静かに移ろう
息子は
しなしなと
なみだする
父と共に手を握り
見つめる赤子へ
輝きを映す
あぁ・・・
美しきかな
その一滴
あぁ・・・
美しきかな
その一筋の流れ
泣く泣く産声
溢れ、降る降る
零れ、降る降る
赤子の流す
雨の一振りは
なんと
眩しきものかな・・・
byキケロ