あの太陽は、いつの日を謳っているのだろうか
夢ばかりを求めている
誰かに縋り
何かを求め
そして、去ってしまう
その現実を繰り返す私に
あの太陽は
あなたのあの時の笑みのように
眩しいものだった
他人に何かを求め
甘えたところで
誰もいない部屋が
現実に引きずり込む
深く沈む空間の暗闇は
真夏の、蒸し暑い夜ですら
ひんやりとして
どことなく重くする
唯、立って何も見るわけでもなく
一日を振り返る
何も見えない世界が虚しくて
涙を
溢した・・・
蛍光灯の明かりで見えているだろう
窓ガラスに張り付いた
巨大で美しい蛾が
ゆったりと羽を動かして
そう、呟いているように思えたのは
幻だったのかもしれない
その下にある
あなたの笑みは
いつのものだったことだろう
いまでも甦る
幾度となく甦る
私が入ってきた扉
それを開けた先で
いつも小言のように歌っていた
どこか懐かしく
なぜだか、幸せとは程遠い
寂し気な歌
あの時は
いつも夕陽に当てられたあなたの顔を
見て
そんな気持ちをどこかへ捨てて
抱き寄せたはずなのに
今
その窓を通り過ぎる
あの太陽は
あの時と変わらぬ輝きのまま
いつの日を謳っているのだろうか
真っ黒な窓に映し出す
黄金の太陽・・・
部屋中の物という物が
それに共鳴するように
囁きだすの
愛おしい声を模倣して
重なり
重なり
あの時をなぞるように
皆
悲しく
そして
幸せだったと
私の背を撫でる
あぁ・・・
会いたい
会いたいよぅ・・・
大好きなあなたに、会いたいよぅ・・・
あぁ・・・
逢いたい
逢いたいよぅ・・・
大好きな大好きなあなたの笑顔に、逢いたいよぅ・・・
byキケロ