失恋墓 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

失恋墓





灰色の空を眺めた
ギラギラと並び立つ高層ビルから
跳ね返る痛いくらいの暑さも
どこまでも落ちていくような
冷たさを抱えた冬の部屋の中も
まるで変わらない時間を過ごしているようで
つまらない
僕の瞳が
瞼の内側に沈んだ
その、先で笑う
手を繋ぎ、燥ぎ合った
思い出の中で
僕の名を呼ぶ
君は
悲しいくらい優しくて
暖かくて
鮮やかに染まっている
あの頃
誰もいない教室の黒板に
悪戯に描いた二人の名前が
今でもむず痒いくらい恥ずかしさを保ち
掻き毟るくらい僕を苦しめる
大きな傘の中に一人ぼっちになった
出来事が夢の中に納まって
君はあの頃からずっと
変わることがない
僕だけが大きくなって
僕だけが老いていく
あぁ、寂しい・・・
瞼が開けば
また、一人ぼっちだと認識してしまう
ずっと
眠りたい
眠ったままでいたい
なんども
なんども
そんな朝を繰り返して
今もまた
その時を迎える

僕は、後悔している
面白半分に描くものじゃないな
とさえ考えるほどだ
幸せの相合傘
そうなるとおもって
黒板に刻んだ・・・
けれども
いざ、振り返ってみれば
本物の傘の中には
僕と、君と同じ名前の石だけ
僕の靴を濡らしているのは
果たして
どっちだろう
涙?
それとも
雨?
ざあざあと叫んでいるのは
どっちだろう
僕?
それとも
雨・・・?








by死神キケロ