冬の寝顔 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

冬の寝顔




雪はしんしんと
静かに舞い降りた
誰にも知られずに降り積もり
白く、どこまでも白く染まる
新たな大地を創り上げる

ゆきは、しんしんと
静かに眠りに就く
いつの間にか寄りかかり
私ばかりが君を見つめる
抱き寄せるわけでもなく
抱き上げて運ぶわけでもなく
ただ、眠りこける君の頭を
軽く
そう
あの窓の外の雪のように
ふわり、ふわりと
撫でているだけ


雪は、こんこんと
音もなく舞い落ちる
誰にも気づかれずに降り積もり
どこかの子供のはしゃぐ声を
キンキンと響かせる

ゆきは、こんこんと
音もなく寄りかかる
すぅすぅと肩の上で聞こえる吐息
誰にも見せない寝顔を
私だけの寝顔を見せている
ゆらゆらと燃える暖炉の焔に
合わせるかのように微笑む君を
起こさないように
起こさないように
少しずつ頭をずらして
太ももの上に置いたころには
時計は明日へ飛び越えていた
眠りたくても眠れない
愛おしさに包まれて
私の瞳には
君は、ほのかな紅の雪の中に
埋もれていくように見えるよ




by銀翼のキケロ