漂うもの
どこにもいけず
なにもできず
ふらふらとただよい
あさひを透かす
朧な体を風に載せ
虚ろなままに
どこまでも
どこまでも・・・
苦しみも
痛みも
悲しみも
一つにくくり
ぶら下げた縄の重さは
首の長さの分だけということだろう
暗がりに浮く
最後の姿は
無念に打ちひしがれている
想いだけが抜け出した
あの姿は
きっと
見える者へ縋り付くための
美しく幻に着飾った舞に
違いない・・・・
by死神キケロ