旅の終わりに | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

旅の終わりに




果ての果てとは
何であろう

終わりの終わりとは
何であろう

尽きぬ問いに
足を運ばせて
幾年月
新たな世界は
一歩先に在った
未知の世界は
一つ先に在った
気が付かないだけで
身近なモノであったと
遠く、遠くに赴いてから
知ったのだ
振り向いて帰ろうにも
その場所へは帰れない
なぜならば
既に私は、死んでいる
微かな記憶を辿ろうにも
時の流れは
あの頃の小川とは比べ物にならず
あの頃の街並みの変わりようとは比較にならない
それほどまでの変貌を遂げていたからだ
あぁ、この星
この人というものは飽きぬものだ
その一人として生まれた私も
よくもまぁ、欲深くこの地を彷徨っていることか
半ば大声で、笑いたくもあるが・・・
あの太陽も
あの月も
そろそろと
そろそろでしょうと
問いかける
なんだか悲しくなってくるのだ
この星でさえ
十分だろうと肩を叩いた
なんだか寂しさがこみあげてくるのだ
まだだ、まだなんだと
言い続けたが
虚しく空を跨ぐだけ
せめて
旅の終わりに
私は、故郷というものを今一度
目にしたかったのだが
どうやら・・・
叶いそうもない
同じ名の
見たこともない小さな町の
見覚えのある大樹の下に居るのだがな・・・
果たして、これを故郷と
呼んでしまってもよいもので
あろうかぁ・・・






by銀翼のキケロ