火天の花 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

火天の花



遠い記憶
歩くこの道の先に
太陽を見上げる花がある
燃え上がる紅は、血の様に深く
中心に向かうほど
私の目の様に、沈んでいる
あの鮮やかな姿とは裏腹に
異様な静けさと
不気味さを帯び
8ミリカメラの中に居るような
首に手を当てられているような
そんな感覚を覚えた

流れ咲く彼岸の華の向こう岸
火天の花の夢のあと
俯く視点
心折れたか、人骸(ひとむくろ)
猫背になっても
拠り所なく立ち止まり
いつまでも
いつまでも
過去に囚われ続ける
哀れな最後
ゆるり
ゆるり、ゆるり
しおしおと枯れ往く時の
瞬きに
夕闇、常闇すらも
涙を溢す
ひたすら響く
風車の音色
空骨ならざる静けさに
背筋を舐め沿る気配在り
それは、それは
過去より睨む
少女の片目
萎れた花の大きな影から
言無く紡ぐ唇、覗かせて
恨めしそうに
きつく、きつく
睨み付けるのだ

蒼天に帰す
太陽と並ぶ花とは名ばかりで
私の記憶には紅色の花弁しかない
真夏の空には
あまりにも不相応のその花を
ひまわりであったと
認めることは
中々どうして、できなかった・・・






by幻想師キケロw
ヒマワリの花言葉は、
「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」