森
鬱葱として佇む
翡翠色に燃え上がる
山々を飾る木々の波
それが、森
知らなければ恐ろしく
知らなければ、近付くこともない
神々の住処
立ち入れば
人の掟など紙屑も同然
従うは本能のみ
従うは、運命のみ
あまねく星空の下
己の足と生きてきた時間だけが
行く先を照らす焔となる
あぁ、森よ
おぉ、森よ
群れた人よりもか弱き、森よ
お前の牙は
決して折れず
美しく並び立ち
どこへ誘おうというのか・・・
笑わぬ素顔は
決して私を見ず
決して俯かず
強かにどこを眺めている・・・
内に秘めたたった一言の想いを握り締め
何を夢見ているのか
小さな私にも
教えてはくれまいか?
by幻想師キケロw