認めた先に
屑だのなんだの
言われ続けて
否定しようにも面倒で
ハイハイと流し続けた月日
怒りは、時、その時にしかなく
全ては、孤高の果てに
流れて消えるだけの虚しい物
あぁそうか、この場所に
私の居場所はない
理解
悟り
解釈
そのすべてに
合点が至った
悲しくも
切なくもなく
ただ、単純に認めた
その先に
何もありはしないと
知ってしまったからだ
いま生きること
いま生き続けることに
私の生命は注がれる
明日死ぬわけでもないのに
今日、今すぐにでも命が終わるわけでもないのに
私というものは
死ぬかもしれないと
必死になって進んでいる
弱っているのは身体でも心でもない
なにものでもないし
なにごとでもない
なのに
自らに課したものが
それだ
楽しみが
食べること
寝ること
詩うことに限られて
仕事というのも
それを得られるための手段となった
親しくなった隣人に言われた
何が楽しくて生きているのかと
何を、楽しみに、生きているのかと
私は、答えない
応えたくもない
嘘を突きだして
真実を隠し
あんたには解らないと
影の中で笑った
もしも
この密かな優越感を
悪いことだというのなら
今、この時に生きる全ての人を
呪ってしまうだろう
憎んでしまうだろう
羨んでしまうだろう
憤ってしまうだろう
病んでしまうだろう
ありとあらゆる黒で
染め上げてしまうだろう
私の瞳の中、全てを
世界が美しいと、二度と思わぬように
黒く、ひたすらに黒く
染め上げてしまうだろう・・・
by幻想師キケロw