染まらず、歩まず、見上げるばかり
私の幸せは
何処で鳴く
私の愛は
何所で囀る
闇夜の闇も
月が出れば、白く染まってしまうのに
こころのやみには
どうにもそれが叶わない
遠くから
輝かしい街並みを望み
独り、微風と戯れる
あぁ、人として失った
あぁ、人として無くした
大切なもの
果ての花火よ
恋い焦がれる季節に
不変の私を浮かび上がらせ
どう想う?
どう足掻いても
表面ばかりが蠢いて
界底に漂う瞳は
染まらず、歩まず、見上げるばかり
掴めるものも
求めたものも
願いも、祈りも
静寂に飲み込まれ
闇に溶けた
どこへ向かうとも同じ
どこへ昇ろうとも同じ
虚しさだけが
梟のように木霊して
あの月を、あの雲のように覆い隠す
謳歌しよう
謳歌しよう
淡い紅色の笑いと活気
結われる手と手
季節外れの冷気をまとい
知らず、知れずに
道を分かつ
私という
成らず者
by幻想師キケロw
変わりたいと願う
しかし
変わることのできぬ頑固さ
されば変わる必要もなく
荒い野石は、投げれば
どこに転ぶかわからないが
球を成せば
ころころと不変な者でも進むことも
できましょう
それを
したたか、と言ったのは
誰でしょうね