片想い
優しさ
それだけ?
格好良さ
それだけ?
この想い
それだけじゃない
自分だけじゃ
理解も出来ず
目で追い始めた
あの人の
笑い声
失敗した背中
仕事に向き合う顔
誰もいない路地を
独り
街灯の奥へ消えていく・・・
寂しい姿
支えてあげたいと
思えてしまう
いや、願ってしまう
私が、あの人の横に・・・
でも
それが幻想で終わる瞬間
知らない女性と
手をつないで、嬉しそうにしていた
今まで、一度も見たことがなかった顔
あぁ、そうか
理解した
そうなんだ
後悔した
これが恋で、片想いってものなんだ・・・
って
無性に夜空を眺めたくて
秋の夜虫の歌声を聴きながら
独り
悲しみに沈む
自分勝手だと解ってはいた
でも
この涙だけは
本当の、本当の恋の終わりを
嘆く
抑えることが
耐えることが
本当に難しくて
月を歪めながら
真っ白な光を見つめた
by幻想師キケロw