先導者と先駆者
世界が、私に何を投げかけた
世界が、私に何を与えた
答える必要も無いほどに
お前たちは、互いを憎みいがみ合う
正義と称しては、衝突し
愛と称しては、狂い堕落する
平等の中では、反発が生まれ
慈悲の前ではただ祈るだけ
もしも、世界が掲げた理想から懸け離れるものならば
私は、(イスラム)も
(キリスト)も
(仏教)も
教えと呼ばれるもの全てを信じない
信じる必要も無い
だが、もしも
私に、その教えを広めた先導者のように
使命と意思があったなら
あった、なら・・・
その時は、調和を広めたい
なぜなら、私の中に
彼らは既に居る
教えの
すべては知らない
唯一つだけ知っている
其処に神がいて
良し悪しが在り
信じること
違いなど無いことを
教えたい
だが、残念なことに
私に、その使命も意思も
なにもない・・・
あるのは、理想だけ
おそらく私は、なにもないところを
誰よりも先に、誰よりも遠くに駆けてしまって
迷子にでもなったのだろう
その場所で幾ら叫ぼうと
伝えようと
届かないものは、届かないのだ
しかしまぁ、私が消えた後のどこかで
気がついた者が
ゆっくりと時間を掛け
理想を現実に降ろしてくれるかもしれないな・・・
きっと私は、
先駆者として苦笑いを浮かべ
ずっと空の上から
反省と驚きに包まれていることだろうさ・・・
by幻想師キケロw