黒の領域
ふと、顔を上げると
遠くもなく
近くもない
程よい加減の距離に
その影は、佇む・・・
ふと、顔を上げると
遠くもなく
近くもない
ちょうどよい位置に
その影は、居る・・・
白昼だろうが
深夜だろうが
はっきりと存在し
時折、私の心を揺さぶる
何者であるのか、と言う
興味を抱かせつつ
何者でもない、と言う
理解と共に
何者なのか、と言う
恐怖を含んで・・・
私は、時を止めて見つめる
しかし、意識している間は
顕れない・・・
一瞬だけなのだ
其れが居る時間は
その実感が私にとって
不思議な空気と
不思議な感情が入り混じり
実に、不愉快な気分になる瞬間でもあるのだ
by幻想師キケロw