幻想の旅人【新】
現実を知る人は
世界の終わりを知らない
何も見えず
何もないことだけは
想像できるが
その先のことまでは
答えてはくれない
判らないからだ
幻想を知る人は
夢の終わりを知らない
目の前が真っ白だろうと
真っ黒だろうと
自らの描く筆で刻み続ける
例え其れが、一秒で終る
現実の中であっても
何もない
ゼロの世界であっても
現実と幻想は
まるで鏡あわせのように
見つめ合い
拒絶し合う
透明な壁に隔たれて
振れることすら叶わないのに
なぜか互いを求め
諦め
悟ってしまう
常に扉は、心の内に
常に扉は目の前に
開かれ
広がっているというのに・・・
不思議なものだ・・・
人という
生けるものは
by幻想師キケロw