スキと言いたい・・・
意地なのか
そうでないのか判らない
ただ、眺めているだけで
一日、一日が過ぎていった
笑い声が聞こえるたびに
見つめている
木陰で泣いているとき
どうしたんだろうと眺めている
バイバイと手を振ってくれた
君の背中を
見送った
でも
このもやもやは何だろう
この切なさは何だろう
気がつけば追っている
この心も
瞳も・・・
スキなんだと気がついた
大きく高鳴る鼓動が
怖かった
好きなんだと気がついた
君の姿を観ることができない
好きだと悟った
嬉しくもなり
悲しくもなった
あぁ、スキと言いたい
どうしようもなく
好きだと言いたい
ただ、その頃にはもう
僕の居場所はなくて
風ばかりがあの野良猫のように
唸り声を上げていた
こんなにも後悔するくらいなら
一言でも
ちゃんと言っていれば良かった
そう、思える・・・
by幻想師キケロw