泡と涙 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

泡と涙
 
 
 
 
 
愛することを止めた
そうしたら
世界がグッと広くなって
僕が独りになったことを
告げた
心の中から
笑うことも
泣くこともなく
信じることもできなくなった
上辺だけの表情
平たい顔
鏡を見るのだけれども
自分の顔がどんなものだったか
判らなくなった
そして、在りもしない幻想を
握って
振り回すようになった・・・
 
誰かが死んだ
あ、そう
誰かが怪我をした
そうなんだ
誰かが、やったんだって
へぇ・・・
君が、行ったんじゃないか?
さぁ・・・
乾いた風が
口の中を巡る
怒りはすれども
気が入らない
争いはすれども
どこか遠くで
知らん振り
冷めて、鉛のように重くなっていく
この心
傲慢な猫だけが
淋しそうにうろつく程度で
代わり映えの無い砂漠が
どこまでも広がっている
 
影ばかりがうろついている訳でもない
どこかに必ず
忘れられた楽園がある
その
オアシス(楽園)の片隅に
唯一佇む、本物の僕の住処
泉から湧き出る泡の音を聞いて
頬に
光を呑み込んだ涙を落としている
重なる波紋は
空を揺らし
心に伝う
空を眺めては
謳い
帰っておいでと
告げている
まるで最果てに鳴る鐘の音のように
ただ、それを
受け入れることは
ない・・・
なぜなら
触れれば割れてしまうほどに
脆く危うく幻想的なシャボン玉
そうなってしまったものを
今更掴み取ろうなんて思わないさ
心にも無い
涙を流しても・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw