君は舞う | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

君は舞う
 
 
 
 
淡い紅色を施した唇を
仄かに揺らし
燃えるような真紅のドレスを
炎よりも激しく振るい
君は舞う
 
私は、君を照らす光の外で
手に汗握り
じっと見つめていた
細めた瞳が怪しく光り
鳴り響くカスタネットが
唸り声のように聞こえ
鼓動を早める
床を伝う振動は
まるで君の心を描くかのように
儚く波立ち
心を
いともたやすく飲み込み
どこかへ連れ去っていく
空間を満たす音の重なりは
もがき苦しむことも許さぬと
押さえつけ
深い深い、情熱の中へと
落としていく
 
【あぁ、なんと美しく
私を貫いたのだろう
刃は既に背の芯を通り越し
空を見上げているではないか・・・】
 
瞳を閉じた先に
もう一人の君が居る
白く透通る肌をちらつかせ
ゆらゆらと
ひらひらと
手を指を怪しく動かし
私を誘う
現実とかがみ合わせのように
舞い始め
重なり合う花びらのよう
二人の狭間で
揺れ動くこの想い
それがいつしか指輪と言う願いに変わり
気がつけば
純白のドレスに身を包み
おしとやかに瞳を落とす
君が居た
ただ一点
その唇だけが
未だ紅く燃えていることを除いて
 
 
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw