でっけぇ波、来たじゃ・・・
でっけぇ波来たじゃ
でっけぇ波、来たじゃ・・・
踏みしめだ
大地の底さ穴が空ぎ
泣き叫ぶ声も
たすけでど、叫んじゅう声も
みな
静かに飲み込んだ
でっけぇ・・・
でっけぇ波、来たじゃ・・・
まなぐたまば、ひらいで
ふりむげば
おどもねぐ
渦巻いで
走り去るあれば
ただ、ただ
口ばあげで
みじゅうことしかできね・・・
のごさいだ
ちっせぇ人ごみに
流れるは
ためいぎど
すすり泣ぐ声
火の粉が飛び出る
ぱちぱちどした音だけだ
いぢまいの毛布
体さ巻いで
ただでさえ
まっくらだのに
何も見えね
見たぐもねって
がっちどまなぐさ力こへで
ねだんだね・・・
でっけぇ波来たじゃ
でっけぇ波、来たじゃ・・・
だいがもわがね
泣ぎ声で目覚めれば
青白い光
東から伸びで
遮る影もなぐ
まっすぐどこっちさ手を伸ばす
さらさらどした
平らな町の
虚しさに
ひたすらに手を合わせ
南無阿弥陀仏と
わんつかな声こだして
涙、流した
by幻想師キケロw