いつかまた、愛を知る君へ
おやすみなさい
大好きな貴方
おやすみなさい
愛おしい貴方
青白い輝きに包まれて
もう一度、語りかけてきそうな顔立ちで
眠っている
その横で
とめどなく溢れ出る涙を流す
ねぇ、幸せだった?
ねぇ、幸せだった?
私はね、今とても不幸なの・・・
だって、握っているこの手が
二度と動かないから
薄っぺらな紙のインクと成り果てても
笑っている
一度は、憎らしいと思った
静かな部屋に一人ぼっち
淋しいと蹲った
それでも
残された命は
笑顔のままで
無垢な輝きのままで
私を求めてくる・・・
抱き上げれば
ずしりと響く、命の尊さ
温もり、刹那さ・・・
行き場の無い怒りも苛立ちも
溜め息の中に隠れて
出てくる気配が無い
あぁ、いつか聞かれるだろうか
あなたのことを・・・
どう、答えよう・・・
どう、伝えよう・・・
触れ合った頬と頬の先で
未だ冷めぬ愛が
一粒の涙となって
零れ落ちていった
いつかまた、愛を知る君へ
いつかまた、恋へ走る君へ
痛いものよ?
不安で、不安で、苦しいの・・・
一つでも疑ってごらんなさい・・・
二度と信じることができないくらいまで
ずたずたにされてしまうから
でも、ね?
いるものよ・・・
必ず
君のほうは、解らないけれど
私は、見つけてしまった
眩しくて
眩しくて
失うとは思ってもみなかった
彼のことを
大切な人を
そして、今、大きくなった君の背中を眺め
いってらっしゃいって言うことができるの
どうしてだろうね・・・
ありがとうでいっぱいなこころが此処にある
多分、これが
真実の愛を知ったからじゃ、ないかな・・・
だから、いつか
ほんとうにいつかよ?
恋をして愛を育んだのなら
一度振り返って御覧なさい
そこに、輝く何かが在るかどうかを
確かめるために・・・・
by幻想師キケロw