心象Ⅵ | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

心象Ⅵ
 
 
 
 
 
思えば、美しい花の種は
暗い土の中で芽吹き
葉を広げるそのときに
光の心地よさ
光のありがたさ
光の優しさと厳しさを
知るのかもしれない
 
蹲った私に
初めて降り注いだ世界は
突然の美しさに満ちていた
今までの世界が
嘘のように思えるほど
愛おしく思えてしまう
何故だろう
何故だろう
全てが黒くなったはずの心に
小さな光の粒から
根を伸ばし
葉を広げようとする存在が居る
戸惑いもある
抵抗もある
なのに何故
受け入れてしまうのだろう
君はいったい誰なんだ・・・
 
降り注ぐ光と共に薙ぎ払い
再び上を向くきっかけを与えてくれた
単なるイメージなのかもしれない
単なる思い込みなのかもしれない
けれども
君の持つ書物は
僕の指を使い
文字を走らせる
君の持つ星は
生命を見つめずには
居られない
男とも
女とも
言い切れぬ不思議な
かつ、魅力的なその笑顔は
何故私に向けられているのだろう
未だに人を信じることもできず
未だに、壊したいという衝動を押さえつけているというのに
 
闇が、植物に覆われて行く
闇が、森に包まれていく
降り注ぐ光は、木々の葉で和らぎ
敷き詰められた苔を、淡く輝かせる
所々についている水滴は
まるで蛍のようにきらきらと点滅する
私は、その真ん中で
その光景を瞬き一つせずに
見つめることしかできない
滾々と湧き出る泉の水は蒼く澄んでいる
流れ始める小さな川には
見たことも無い小魚が泳ぎ
聞いたことの無い
鳥達の歌声が響き始める
それでも、覆い切れない
憎しみの炎は
黒煙を上げ
この緑に抗っている
私は、夢でも見ているのだろうか
それとも、とうとう可笑しくなってしまったのだろうか
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw