僕の手 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

僕の手
 
 
 
 
白く染まった世界
何かを失った僕の手は
震えていた
そこに落ちてくる
白いものを
一つ一つ、溶かしながら・・・
 
こころを
白紙に描いてみた
風に乗る花びらが
無邪気に笑う頃
うつろな瞳は
どこか遠くを望み
求め
足掻いている
無意識に動き回る
僕の手は
在りもしない幻想を書き綴る
まるでそう
翼の生えた人間が
実在するかのように
 
願いを空へ翳した
誰の目から見ても
そこには何も無く
なにも在りはしない
ただ、僕の手の先に
僕だけが見つめる理想郷が輝き
砕け散り
星となっているだけ
しらけた目線に串刺しにされて
野晒にされたモノクロ写真は
いつまで残されていることだろうな・・・
 
いつになく涼しい
月夜
銀色の草原で
輝きながら散っていく
花びらたち
僕の手は
その全てを救うことはできない
叫ばれても
怨まれても
手の中には
数えるほどしか
なかった
あとはそう・・・
踏み砕かれるか
土に返るのを
ひたすらに待ち続けるだけ
なぁ、月よ
御前の少しやつれた笑いは
こいつらを思っての顔なのかい・・・
もっともっと救えるようになれば
お前はちゃんと笑ってくれるのかい・・・
両の手で作った額縁
その中にいる君に
僕は、諦め交じりの言葉を投げかけた
 
 
 
 
 
 
by幻想師キケロw