そら
心に空いた穴は
さらさらと風を通す
思い出という名の記憶さえ
留まることを知らず
僕という人格を
少しずつ風化させている
僕の手は
胸に空いた穴を
覆い隠す
別に恥ずかしくて隠しているわけじゃない
ただ、なんとなく寒い気がして
ザワザワとした気配があって
無意識に手を当てただけに過ぎない
でも何だろう
この物足りなさは
なんだろう
この切なさは
振り向けば
光が貫いて
影に穴を開けた
心と呼ばれるものが
身体と別々に見ることができたなら
きっとこんな感じで白くなるのだろう
何かこう
乾いた笑いがこみ上げて
僕の瞳を空へ向けた
不意に誰かが
トンと優しく
頭を打(ぶ)った
それが
とても大好きだった人のような感じがして
涙が
自然と溢れて
芽吹いたばかりの朝顔の葉に
キラキラと落ちていった
ずっと向こうの積乱雲を映しながら・・・
by幻想師キケロw
アサガオ:花言葉
短い愛 はかない恋 固い約束 愛情
短い愛 はかない恋 固い約束 愛情