遠い記憶
うっすらの浮かべた涙の意味を
僕は知らない
君が見上げた丘で
何を見つめ
想いにふけているのか
理解できない
ただ
なんとなく
悲しいことがあった
それだけはわかったような気がした
だって・・・
まだ幼かった僕が
ぎゅっと
ズボンの裾を握り締めると
泣いた顔で
綺麗な笑顔を創り
こちらに向けてくる
まるでそう・・・
ひまわりが俯いたかのような
ぎこちなさをもって
大好きだった
遠い記憶が時折
押し寄せるのは
大分、歳を重ねたからだろうか
今思えば
君が泣いていた意味を少し理解できるよ
だってほら
大切なものを
失うというのは
本当に辛くて
例えられないくらい苦しい
でもそれを
子供には見せたくないじゃないか・・・
淋しがるといけないからさ
無駄な強がりかもしれないけど
一人じゃないとさ
君の笑顔を
僕もまた作るしかないんだね・・・
by幻想師キケロw