絶縁の炎
意図したものも
壊れては消えていく
未知なる物も
壊れては消えていく
人はどうしてこうも
自分に無いものを求め
争うのか
滅びてしまえばいいのに
人という生命自体
滅びてしまえばいいのに・・・
そうすれば
世界は青いまま
静かに時を過ごすことが出来るだろう
燃え盛る黒の炎
燃え盛る怒りの炎
魂と呼べるおおよそを
暗く重い炎が焼き尽くす
其処に在るのは絶望のみ
世界の終焉を
当ても無くさまよう亡者が見る光は
悲しく
儚く、冷たいもの
救える手など在りはしない
なぜなら
その奈落をいくものは
信じることを諦めたのではなく
信じることが不可能なのだ
そして
自らそこへ落ちたのだ
誰も助けはしない
一人の少年は気がついた
独りの少年は気がついた
世界を黒く染める炎を振り払い
その先を見つけた
瞳の中に飛び込んでくる
輝くそれは
本当に今まで見てきたものなのだろうか
天国が其処に在るのではないのだろうか
なんども
なんども
嘘だと目を閉じたものの
やはり、広がっていたのは美しき世界
輝く命
たった一つの答えで
ここまで・・・
ゆっくりと前に進む
振り向く其処には燃え盛る壁があり
二度と戻ることは出来なかった
決別のときである
だが僕は
何を悟り
何を受け入れ
そして今至るのかを
まったく理解していなかった
ただ、眺める壁が
絶縁の炎に覆われ
そこを抜け出したのだということしか・・・
今の僕には思考の限界である
by幻想師キケロw