ひかり
部屋に差し込んだ光
今日という日の始まりを告げた
勢いよく
カーテンを開けたその先で
未来という時間が
カチコチと音を立てて
いまか、いまかと足踏みしている
さぁ、行こう
僕だけの物語が始まったよ
終焉の鐘が鳴るその時まで
追いかけるんだ
全力で
太陽でも
誰かの付けた光でもなく
僕だけが見つめる
ひかりを
瞳を閉じると
暗闇の中から声がする
泣いている
叫んでいる
怒り
悲しむ
憎しみ
断末魔
昏々とした渦が
幾重にも折り重なり
僕を手招きしてる
怖いかい?と
今問われれば
怖いと答えるさ
ただ、そうじゃないだろ?
どれだけ離れていようと
どれだけ遠くに行こうと
瞳を閉じたなら
直ぐ傍にいる
だから、勇気を出して
手を伸ばしてみるんだ
僕自身がひかりとなり
この世界を照らすんだ
さぁ、君も一緒に行こう
僕らとともに
あの子の元へ
何にもないと見つめた両手は
その子のために在るんじゃないか?
その子の手を掴み
そして、導くために
空いているんじゃないか?
そう考えたら、ほら
自然と・・・
越えていく
山も
空も
海も
そのひかりたちは
誰のためでもなく
あなただけのために
諦めないでと伝えるために
例え、其処が死を携えた闇であっても
僕らは飛びこんでいく
だってそうでしょ?
僕らは・・・
ひとりじゃない!
by幻想師キケロw