絶望の公式
誰もいない
声もしない
在るのは
生きているこの私と
分厚い白紙の山
かすかに届く光のたもとで
かさかさと墨が摩擦する音が
かすかに聞こえるだろうか
いったいどれくらい閉じこもって
これをにらみつけていれば
答えを見つけることが出来るのだろうか
解らない
延々と続くループ上の数式が折り重なり
出てくる答え
出てくる答えを
頭を掻き毟りながら
くしゃくしゃに押しつぶし
後ろの闇へ放り込む
どうすれば
早く、早くこの答えを見つけなければ
われわれに未来はない
可能性という
わずかに光る希望だけが
私に力を与え
突き動かしている
あぁ、誰がいったいこんなものを見つけ
組み立て
この世界へ解き放ったのだろうか・・・
人というのは、好奇心ばかりで後の世の中を考えないのだろうか・・・
いや、感傷につかる暇などない
この絶望の公式を
解いて、世界へ届けなければ・・・
全てが、蝕まれてしまう前に
by幻想師キケロw