死にたいと思うとき | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

死にたいと思うとき
 
 
 
堕ちていく
瞳を閉じたその先で
僕は、堕ちている
羽をむしり取られた
傲慢の天使のように
くるくると・・・
くるり、くるりと
なぜだかわからない
世界へ
死んでしまいたいと願ってしまったから
だと、想う
 
泣いているのだろうか
僕は泣いているのだろうか
何の為に・・・
悲しいというこころは
今はない
だけど
堕ちていく僕より早く
純粋な雫が落ちていく
とめどなく
先の見えない闇の果てへ
ぽつり
ぽつりと
気が付けば
僕の両手は
その雫を追って手を伸ばしていた
 
堕ちている
落ちている
届かなくても
離れてはいない
いったいいつまでこうしているのだろう
この果てに死が待っているのだろうか
淡い期待と
迫り来る絶望が
同時に解き放たれて
僕の心に牙を突き立てる
痛かった
思ったよりもずっと
苦しかった
覚悟していたよりもずっと
これが終わりという時間なのだろうかと
また瞳を閉じた
きっと僕は
そこで諦めたんだと思う
全てを・・・
 
世界はそうしてこうも手放してはくれないのだろう
すっと
僕は瞳を開き
青い空を見上げた
風走る森を見渡し
広がる大地に
降り注ぐ光をみた
命の輝きは溢れ出し
僕は、あの雫を追って飛んでいた
どうして
感動という大きな波が僕を飲み込んでいく
あぁ、美しい
これが僕の居る世界
あぁ、素晴らしい
これが僕の住む世界
いつの間にか
囚われて
生きたいと願っていた
苦しくても
痛くても
見続けていたいと願っていた
さっきまで死にたいと思っていたのに―
 
死にたいと思うとき
見えない世界が見えてくる
単純に眺めていた空も
大地も
一瞬で煌めき
僕らを包んでくれる
今まで、どうして見えていなかったんだろうと
不思議に思えてくる
そして
今までに無い笑い方ができるんだ
そうそれは・・・
世界を愛することで生まれる微笑み
何もかもを許してしまいそうな
あたたかな微笑み
誰かが教えてくれたのだろうか・・・
いや、多分最初から備わっていたんだ
判らなかっただけ
勿体ない
これを知ってしまったら
死んでしまうなんて勿体なくて仕方がないよ
もっと
そう、もっと
いろんな顔を見せておくれ
寂しがりな僕へ世界よ
様々な輝きを見せておくれ
 
 
 
by交転のキケロw