鋭きは己のためだけに~瞑想~
せせらぎを見聞きし
美しいと、心の中で思えたか
静寂を知り
美しいと、心の中で感じ得たのか
空を掴むことに等しく
この持ち得た刃のに等しく
虚しさだけが
月下の光のように降り注ぐ
何の為に・・・
如何なる時のために
誰のために
これを持ち得たのだろう
あの頃はそう
鋭きは己のためだけに
在ったというのに
今では、鞘に納められ
抜かれることを忘れ
無言にて
横たわる
あぁ、抜き去りたい
思うがままに空を切り裂き
願うままに静寂を払い
月の光を跳ね返し
一魂一刀の気声を持って
あの時のように笑いたい
だが、今はそう
強敵(とも)が現れるまで
この儚き夢を楽しもう
by一武士のキケロw