変貌【人の夢/男性ver】 | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

変貌
 
 
 
 
 
 
どこまで耐えれば良いのだろうか
どこまで我慢と言い聞かせればいいのだろうか
味方と呼べるものがどこにもいないこの世界
まるで、真っ白な紙に自分だけが描かれて捨てられてしまったかのよう
理想とする友達関係も
目標とする人物像も
真似はしてみても
切り刻まれるかのような目線が飛んでくる
何をすればいいかわからない
わからな過ぎて
僕は、壊れて、いった・・・
 
 
先生は、敵の味方だ
表で良い子にさえしていれば
お気に入りにしてしまう
逆に、僕のような子はよく判らない不気味な子
悪い子になってしまう
友達は、敵だ
秘密にするといったことでも
次の日にはもう広まって
攻撃の話題にされてしまう
親も敵だ
世間体ばかりを気にして
何もしない
したとしても上辺だけ・・・
 
 
死にたい
殺したい
殺してくれ
誰でもいいから殺してしまえば
誰でもいいから殺してくれ
気が付けば
ココロに流れる横文字には
そんなことばかり
真っ黒になったノートにも
ひたすらに
真っ赤な傷跡と漆黒の文字だけ
でも、僕には、死ぬ勇気も
殺す覚悟もなく
ずるずると
ずるずると
生(なま)もので切られる日々を生きるしかなかった
 
 
恋をするということがわからなくなった
好きになることも忘れた
人生の楽しみは
いつの間にか日々を生き延びることだけになっていた
死んだらそこまで
はい終わり
さようなら
そこに悲しむ人は居ないのと聞かれれば
知らないと答えてしまうだけ
普通の人がする楽しみは
ただの情報収集に過ぎず
疲れるだけで
面白くない
ふと、気がついたときには
僕は、人ではない何かに変貌していた・・・
 
お世話になった人が死んだ
だから何?
優しかった人が死んだ
へぇ・・・
御婆ちゃんが死んだ
・・・・は?
大切にしていたペットが死んだ
当然だね
死んだ
死んだ
死んだ
死んだ
死んだ
死んだ
死んだ
しんだ
シンダ
シ、ン・・・ダ
よかったね
どうでもいい
飛び散った心は
死ぬという事実を受け止めることがなく
通り過ぎていく只の事象と成り果てていった
無関心というのだろう
美しいと思うこともなくなり
僕は、生きながらにして死んでいた・・・
 
 
僕の両手は
動くものを壊し
僕の両足は
茂るものを踏み倒す
ただの、無機物と同じく
着々と仕事をしている
プログラムされた感情は、
だれかのコピーでしかない
 
 
TVの先では
僕が受けた事象について
僕ができなかった行動をしたものについて
真剣そうに取り組んでいた
新聞も
雑誌も
許せない、傲慢、無責任だと
批難していた
羨ましい限りじゃないか勇者くん
君は死んで教えたんだろ?
理解できないモノたちに
苦しさも、痛みも、悲しみも、恨み妬みも全て!
自分が死ぬことで教えたかったのだろ?
だが、残念なことを教えよう
所詮その場限りの行動だよ
君の想いも全て
遠い過去にされ処理されてしまうだけ
つまりは無意味なんだよ・・・
まぁ、君の場合は残された家族が死ぬまで悔いて生きていくだろうがな
そう言って
電源を落とした
新聞と雑誌を丸めて捨てた
そして、仕事へと出かけた・・・
 
 
最近、よく考えることがある、、、
なぜ、僕は生きてしまっているのだろう・・・
なぜ、僕は生きてここにいるのだろう・・・
なぜ、僕はまだ生きているのだろう・・・
多分
きっと
まだ、
捨てきれていない人としての夢を
心のどこかで輝かせているからなのだろうか
今にも消えそうな
儚げに揺れ動く陽炎のような無意味な夢を
どこかで見ているから・・・
こうして
生きる時間を過ごしているのだろうか・・・
とね
 
 
僕の楽しみは
一日を生き抜くこと
他なんて知らない
ただ、今はそれだけを目標に
僕は、歩き続けているんだ
誰がなんと言おうと
それだけは
変えることはないだろう
指を刺され
笑われたとしても―
 
 
 
 
 
 
 
 
 
by偽りの道化師キケロw